新小1男子「なりたい職業」ラグビー選手が急浮上
今春小学校に入学した新1年生に将来なりたい職業を尋ねたアンケートで、男子の1位は「スポーツ選手」(18・8%)で、内訳では「サッカー」(56・9%)、「野球」(19・1%)に続き、「ラグビー」(4・0%)が急浮上しました。
ランドセル原材料メーカーのクラレが1992年から毎年、調査しています。同社は「(W杯日本大会による)昨年来の盛り上がりを受け、子ども向けのラグビースクールも活況のようで、なりたいスポーツ選手として注目が集まっているようです」とコメントしています。
杉並少年ラグビースクールでも、新1年生(当時は幼児年長)は昨年8月末の時点で9人でしたが、W杯後22人に増えました。幼児から小6までの9学年を通じて、最も伸び率が高かった年代です。
都内の25スクールで構成する「東京都ラグビースクール校長会議(ミニ部門)」の調査でも、現在の新1年生を含む幼児(3~5歳児)は506人から1・69倍の854人に増えています。
新型コロナに負けず、ブームを一過性に終わらせず、ラグビー好きをもっと増やしたいです。日本協会は「20年以内のW杯再招致と、その大会での世界制覇」を新たな目標に掲げています。新1年生は2039年W杯で25~26歳を迎え、日本代表の中核となる世代です。